再上映で「ダンケルク」を観てショックを受けた話※ネタバレあり
※語彙力は無い※
本年度のアカデミー賞作品賞にノミネートされている「ダンケルク」
ノミネートされたためか、109で1週間ほど再上映をするというので、最近好きになり始めたトム・ハーディが出演しているというのもあって鑑賞して来た。
初めてのIMAX、ポップコーンとドリンク付きの鑑賞。
平日昼間の上映ということもあり、劇場内は私含めて十数人ほどしかおらず静かな雰囲気だった。
ポップコーンMサイズは大きかったかな?なんて思ったのは正解で、結果マナーCMから本編エンドロールまでずっと腕を動かすことになった。もうぜったいMさいずはたのまない。
予告編後に始まった本編。
結論から言うと、今までの映画体験が覆される未知との遭遇だった。
必要以上に交わされない会話。(そりゃあんな状況じゃ喋りたくなくもなるし、それが一つキーになっている登場人物もいるのが凄い。)
まるでその場にいるような感覚にもなった。
どこから何時撃たれるのか分からない緊張感や、船が被弾した際の衝撃に旋回するスピットファイア。もちろん、どれも実際にその場にいる訳ではないのに一緒に隠れたりしている気分になる。
そんな状態で106分、気持ちとしては共にダンケルクからの撤退に成功したと思えば、撤退に一役買ったファリアの機体が美しい夕日の中浜に着陸する。
こちらとしては、ここまで来たのだから貴方も無事に助かってくれと思うのだけど、そんな思いも空しく敵軍に包囲されてまう。
あぁああああそこで終わるのか、トミーやピーターにコリンズが無事にイギリスへ帰ることが出来たのはとても嬉しいのに残されている人がいることを知っているとそっちも辛い!!!!!!!
上手く言えないのだが、鑑賞後はしばらく魂が抜けてしまっていたというか、茫然としてしまったのだ。
映画「ダンケルク」で私は確かに彼らの1週間、1日、1時間を体験した。
ストーリーが面白いとかそんなの抜きにして、この体験と上手くは言えない気持ちが私にとって、とても有意義な時間になったことは確かなことである。
(ポップコーンは食べ終わりました。あと再上映にもかかわらずパンフ販売してくれる109感謝)